9月ももうすぐ終わり、学年も折り返しを迎えます。
どの学年もそろそろ一夜漬けのきかない、
難しい応用的な単元が登場する頃ですね。
するときまって、
「わからない…どう勉強したらいいのか…」
という声が聞かれます。
もちろん、科目にも単元にもよりますから、
それぞれの状況によって対策は異なるでしょう。
しかし…。
実際のところ「やるべきことを充分にやっていない」ことが
原因の90%を占めているように思います。
書き取りもせずに「漢字ワケワカンナイ…」
計算もせずに「数学ワケワカンナイ…」
英単語も覚えないのに「英語はワケワカンナイ…」
あたかも、睡眠不足・運動不足・暴飲暴食をくり返し、
「なんだか身体の調子が悪い…病気かも…」
とこぼす人のようです。
そして、きまって
「アタマが悪いから…」
「授業が分からないから…」
と、「何かのせい」にしてしまうのです。
(↑Miraizの誓いに違反していますね)
けっして、アタマの良し悪しじゃありませんよね?
でも、生活習慣病という言葉の通り、
単なる睡眠不足や運動不足の不摂生が、
やがて本当の病気に繋がってしまうのです。
そのように、サボリ癖が積もり積もって、
本当に「アタマが悪くなっちゃう」日が来てしまうかもしれません。
成績を上げるには、何と言っても反復練習!
どんな勉強をすればいいのかわからないという人も、
毎日「漢字・計算・英単語」!
1日15分ずつでイイから、毎日やってみて欲しいですね。
話はそれから、なのですよ…。
ただ、わかっていてもどうしても進まない…
そんな人が大半でしょう。
そんな悩ましい生徒たちのやる気を引き出すために、
Miraizでは先生たちが日夜知恵を絞っています。
今回はそんな「Miraizやる気プロジェクト」の一環として、
タブレット学習システムを試験導入してみました。
こちらは電子教材開発で海外でも大きな支持を集めている、
Quipper社のご厚意によりご提供いただいたもので、
基本的な問題の反復練習には最適な学習システムです。
このように、ひとりひとりにIDが設定され、
web上にMiraizの所属クラスと同じ場所が用意されます。
週毎に先生から課題が出され、
教室のタブレットや自宅のPCから取り組みます。
問題はMiraiz採用テキストの指定ページから、上のように一問ずつ出題されます。
解答を入力し、その都度正解・不正解が表示されます。
正解率や分野毎の達成状況も図示され、自分の弱点も一目でわかるようになります。
また、連続正解を重ねていくと「コイン」がたまってゆき、
自分のログイン画面のカスタマイズに使えるようになったり、
他の生徒や先生とメッセージをやりとりして、
進捗の確認やヒントの出し合い、質問などができたり、
楽しく学習に向かえる工夫が凝らされています。
中1クラスで試用してみたところ、…大盛況!
どの生徒も興味津々で、夢中になって多くの問題に取り組んでいました。
さすがデジタル世代!
あっという間に覚えて、どんどん使いこなしていきます。
評判も上々で「これは楽しい」「クイズゲームみたいで面白い」とのこと。
既に何名かの生徒が自宅のPCから毎日のようにログインして、
数多くの課題をこなしています。
思えば世の中がこれだけ変化しているのに、
「黒板ー鉛筆ーテキストーノート」というツールは、
基本的には百年以上変わっていないんですよね。
テクノロジーの進化でより興味深く学習できる環境が実現できるのなら、
また彼らが社会に出た後の状況を考えても、
教材の電子化というのも当然の流れなのかもしれません。
好評なようでしたら、正式導入も検討していきたいですね。
万能の解決策とは言えないまでも、
これで少しでも勉強に目を向けてくれるのなら!