ずいぶんと寒くなって参りました。
風邪を引いた生徒もちらほら見かけますが、みなさんお元気ですか?
気のせいか、「元気だよ!」という明快な返事が返ってくることが少ないような…。
「ビミョー…」「疲れた…」「眠い…」が口癖になってませんか?
特に心配なのは、中3生の皆さんです。
ご存じの通り千葉県入試は1月17日から始まります。
今日11月19日であと59日、とうとう60日を切ったのです。
ラストスパートのこの時期、やはりそれぞれに不安やプレッシャーがあって、文字通り「眠れない」夜を過ごしていることでしょう。
睡眠時間を削って勉強し、学校や塾でも目をこすり、頑張っている人がいるのもわかっています。
かつては私も受験生であったわけで、君たちの気持ちは痛いほどよく解ります。
しかし、本来なら一生で最も「気力・体力・好奇心」に充ち満ちているはずの、十代の君たちから、素直に「元気」という言葉が聞かれないと、少々心配にもなります。
「百里の道を行く者は九十九里をもって半ばとせよ」という言葉があります。
ゴール直前にも気をゆるめないで、まだまだ半分だというくらいの気持ちで慎重に取り組めということです。
たしかにもっともなことです。ここからの2ヶ月は重要ですね。
「絶対受かるんだという強い気持ちが大事だ、気合を入れて…」と言われることも多いでしょう。
でも、気持ちなんていまさらこれ以上込めようもないし、気合で何とかなるのならこんなラクな話は無いですよね(笑)。
気合だ〜根性だ〜でカラ回りするくらいなら、肩の力を抜いて深呼吸しましょう。
ムリ・ムダ・ムラがないかどうか、落ち着いて自分を見つめ直し、具体的な対策法を考えましょう。
ここまでの「九十九里」を頑張り抜いてこられた、そんな自分に自信を持つことも大切ですよ。
君たちはこれまでいくつもの山を乗り越えてきました。
部活との両立で苦しかった6〜7月、夏期講習や特訓演習で徹底的にやりこんだ夏、弱点補強に取り組んだ秋、そして入試問題と向かい合う冬。
そんな日々のなかで、共に競い合い励まし合える仲間や、心を開いて語り合える先生との出会いもあったはずです。
そのすべてが君たちの血肉となって、Miraizに来る前とは違う、まったく新たな自分を作り上げているのです。
あとは、やるべきことをさらに積み上げ、その実力を直前まで大いに伸ばし、思う存分に発揮するだけです。
そのためには何が必要でしょうか。
本番の入試まで「元気」でいることです。
長い間目標にしてきた入試を思うと、緊張してつい力が入ってしまうのもわかります。
しかし、無理をして体調を崩しては元も子もありません。
風邪を引いて入試本番…なんてことは避けたいですし、睡眠不足でぼやーっとしたアタマでは実力も発揮できないでしょう。
本番の近づくこの時期こそ、やみくもに気合だ根性だと無理を重ねるのではなく、きちんと寝て体を休め、食事もしっかりとって体調維持に努めましょう。
試験は夜やりませんから、徹夜の勉強ばかりしていても仕方ないですよ。
勝負は朝から始まります。
朝起きてから脳がしっかり活動できるようになるまでには、3時間程度が必要だといいます。
本番の時間帯にアタマがフル回転できるよう、入試の1ヶ月前になったら、6時には目を覚ます習慣もつけておきましょう。
この時期、みなさんは多くの不安や悩み、迷いを抱えていることと思います。
苦手分野のこと、勉強方法のこと、生活のこと…。
私もMiraizで様々な相談を受けますが、どの表情も真剣そのもので、何かしら役立ってあげたいと切に思います。
どんなささいなことでもいいですから、何かあればぜひ、Miraizの先生に相談して下さいね。
ひとりでは見つけられないような解決法もきっとあると思いますよ。
でもね、本当は、もはや悩んでいるヒマすらないのです。
悩みは恐れから、恐れは不安から、不安は練習不足からです。
逆に言えば、練習=勉強こそが不安を消し、自信を生み、自信こそが力をくれるのです。
入試本番といっても、これまで何十枚何百枚とこなしてきたのと同じ、ただのペーパーテストなのです。
いつも通りにやればいいのです。
本番でいつも通りにやれるように、まだまだ勉強するのです。
そのためには、元気でいてくれないと困っちゃうのです!^^
気合や根性なんて大げさな問題じゃありません。
やるべき勉強を積み上げていく、ただそれだけのことです。
Miraizは最後のひとりまでみなさんをしっかり支えます。
みんな一緒に「元気」で頑張ろう!!