> 2016年07月: 進学匠房Miraiz〈ミライズ〉教室ブログ(旧)

2016年07月01日

保護者会を実施しました

去る6月26日、浦安市民プラザにおきまして、中学部の保護者会を開催しました。

保護者会は教職員一同それはもう気合が入ります。
何日も前から資料を準備して、複雑な入試制度を少しでもわかりやすく、また有益な情報をお伝えしたいと張り切って臨みます。
今回もお休みの日にもかかわらず、多くの保護者の方がご参加下さいました。

保護者会資料は当日のスライド内容を印刷したものと、偏差値や合格倍率などの各種データやグラフなどで構成されています。

保護者会標題.jpg
千葉県教育委員会や各高校のホームページ、さらに「Vもぎ」の進学研究会など、公に発表されている出所の確かな情報や、信頼できる機関の情報を元に、県立校・私立校それぞれの入試状況に精密な分析を加え、必要な方策を導きます。
受験タイムテーブル.jpg 

こちらは県立高校の過去の平均点の推移ですね。
県立年度別平均点2016.jpg
前期ではかつての平均点300点(60%)に比べ、一度220点(44%)近くまで急激に難化し、その後徐々に260点(52%)程度にまで緩やかに易化していることがわかります。
また前期よりも後期の方が得点のとりやすい出題になっていることもわかります。
入試は一時期ほどの難しさは見られなくなっていますが、それでも学力でしっかりと差のつく出題になっているのですね。
県立前期得点分布2016前期.jpg県立前期得点分布2016後期.jpg
以前、こちらでもご紹介しましたが、受験者の得点分布を見ますと、その傾向は明らかです。
特に英語・社会では上のグラフでわかるとおり、得点分布の山がつぶれています。
「低得点層も高得点層も多い」つまり、特に差のつきやすい出題になっているのです。
この2科目は入試直前まで「積み増し」のきく科目でもあります。
頑張って取り組んでほしいですね。

その背景には、中学校の内申点が「絶対評価」になり、中学校間の格差や、それを是正するための数値補正処理のために、内申点からは生徒の学力を正確に測れなくなっていることがあります。
先生への忠実さを測る内申点よりも、たしかな学力を問う入試なのです。

浦安中3内申分布.jpg
上記が本日(7/1)千葉教区委員会より発表された、浦安市内の中学校の評定平均です。
かつてに比べてその差は小さくなりましたが、まだ学校ごとに差があることが見てとれます。
さらに「95」に定められた基準値よりも平均値が低い学校は加点処理、高い学校は原点処理がなされます。
例えば上の表でいうと、美浜中の受験生は「93」なので一律に「2点」加点されるわけですね。
同様に、日の出中の受験生は「98」なので一律に「3点」が減点されます。

第2学区評定平均値比較2016.jpg
また、これが同じ第2学区での比較です。
グレー網掛けの学校はいずれも「加点処理」してもらえる学校です。
こうしてみると、相対的に浦安市はやや不利な傾向にあると言えそうです。

県立高校の入試では、前期の場合《学力500点+内申135点》で選抜される学校がほとんどですから、内申点の占める割合は他都府県に比べると大きくはないのですが、それでも本人の努力に関係ないところで減点となると、心穏やかでは居られませんね。
こんなややこしいことをしないで、いっそ相対評価に戻してくれればいいんですが…。
(本人の努力によらないところで数値が変えられてしまうのは、本質的な意味での「絶対評価」ではあり得ませんよね)
0021Ka.jpg
そこで、昨今では難関校を中心に「内申点の比率を下げる」学校も増えてきました。
実力次第で、内申点の不利をカバーできるケースもあり得るのです。

「もう間に合わない」「どうせダメだ」
まだ何もしないうちからそんな不安にとらわれてしまってはいけません。
本質的な「学力」や「頭の良さ」は短期間で身につけることはできなくとも、試験の出題傾向をよく分析し、対策をしっかり行うならば、より効率のいい「得点力」を身につけることはできるハズです。

「合格するための完璧な学力」などという曖昧なものを追いかけるのではなく、「これだけやったんだから、後悔はない!」と言えるような状況を目指してがんばっていきましょう。

ちなみに入試の倍率はこの通り。
後期日程で倍率が跳ね上がる私立校は…「前期が勝負!」
対して前期不合格者のうち、後期出願者数が7割程度に留まる県立高入試では「後期までが勝負!」
千葉公立倍率.jpg千葉私立倍率2016.jpg
ちょっと画質的に細かい数字は見にくいかも知れませんね。
詳細についてはぜひMiraizの教室をお訪ね下さい。
どなたでも資料はお分けいたしますし、ご説明やご相談も随時承ります。

今回とても嬉しかったのは、意識の高い生徒たちが会場に駆けつけてくれたこと。
彼らも熱心に話を聞いてくれました。

保護者会で心がけておりますのは、詳細なデータと分析のご提供、そしてなるべく具体的なお話です。
塾側の思惑に生徒や保護者の皆さんを巻き込んでいくのではなく、データからさまざまな可能性をご紹介し、それぞれの目標を達成するための方策をご提案して参りたいと思っています。

そしていつも申し上げることは、「やろうと決めた者にのみ明日が拓かれ、やり遂げた事実こそが自分を支える」ということです。
偏差値の話題は、この業界の人間としては珍しいほど(笑)、ほとんど触れません。
数字は大切ですが、ひとり歩きしてしまうと、本質を見誤ることもあるからです。
入試はあくまで人間のやること、精神論などではなくて、気持ちは大事なのです。

保護者会はいつもご用意していた以上に、話題は多岐にわたり広がりを見せます。
そのため、ついついお時間が……。
ご列席の皆様はお疲れになったことと思います、本当にありがとうございました。

いよいよ、夏の天王山を迎えます。
いつでもMiraizは皆さんをサポートしますよ。
この夏、大いに盛り上がっていきましょう!
posted by こんぶ先生 at 23:40| Miraizからのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする