今年はお天気の気まぐれで、せっかく、せっかく花火大会に合わせて休校日を設定していましたのに、残念ながら花火大会が順延となり、授業日と重なってしまいました。
私たちも鬼じゃありませんから(笑)、花火を楽しみたい生徒たちの気持ちもよーくわかります。
しかし、まさか2日続けて教室をお休みするわけにもいきませんし、元の日程に合わせて花火以外に予定を入れていた方もいらっしゃいますし…ということで、泣く泣く花火の音を聞きながらの授業となったのでした。
「せんせ〜!今日花火だから、休むね〜!」
…なんて当然のように言われてしまうと私たちもさすがにフクザツな気持ちを禁じ得ませんが(笑)、
花火を見たいのもガマンして教室にやって来てくれた生徒たちのために、一生懸命授業をするばかりです。
「せんせ…音が…音が聞こえるね……」
「気にするな、アレは布団叩きの音だ…」
なんて気休めを言いながら…(笑)。
受験生である中3生、中でも1組の面々はさすがです。ほとんど出席でした。
2・3組は…3分の1位が欠席です。余裕あるなァ……。
そして中1生ともなると半数が欠席。これはむしろ出席した半数を褒めるべきでしょうか(笑)。
中3生の皆さんには、合宿最終夜にMiraizからたくさんの花火をプレゼントしますからね!
毎年、M-1合宿杯のあとはバーベキューと花火大会です。
山ほど買い込んであるので、飽きるまでやれますから楽しみにしててください(…今日休んだ子は合宿では見るだけにしようかなァ…)。
そして中1生。花火にもっとも胸をときめかせているであろう彼ら。
橋先生のはからいで、花火をテーマに「音速の観測・計算」を学習しました。
そして中1生。花火にもっとも胸をときめかせているであろう彼ら。
橋先生のはからいで、花火をテーマに「音速の観測・計算」を学習しました。
花火の光が見えてから音が聞こえるまでの時間を計り、音速を乗じて距離を測るというものです。
たとえば5秒かかったなら、音は秒速約340mですから、おおよそ、340m/s×5=1700m ということがわかります。
そして座学だけでは味気ないということで、みんなで実測!
「静かに出入りする」「外でも騒がない」を約束に、クラスのメンバーでMiraiz近くの高洲橋の上まで出てみました。
各自スマホや教室のタブレットを手に、ストップウォッチアプリで時間を測り、計算します。
「5秒ジャスト〜!」「8秒3〜!」と声があがり、その都度概算します。
事前にマップで見たところでは、打ち上げ会場からMiraizまで直線距離で約1.4kmでしたから、概ね4秒ほどで到達するはずです。
「どうしてバラツキがあるんだろう?」
やがて、花火の大きさによって差異があることがわかり、「大きな花火は打ち上げ高度が高いから時間がかかるのではないか」という仮説を立てた生徒もいました。なかなかいい視点ですね。
やがて、花火の大きさによって差異があることがわかり、「大きな花火は打ち上げ高度が高いから時間がかかるのではないか」という仮説を立てた生徒もいました。なかなかいい視点ですね。
みんな真剣に観察・実測を続け、だいたいの数値が出たところで教室に戻ります。
「先生…あと10発だけ…!」「いいよ〜!」
名残惜しそうに最後の10発を楽しんだあとはみんな素直に教室へ。
騒ぐこともなく、最初から最後までとってもスマートです。
この間、時間にして10分ほどでしょうか。
Miraiz生のこういうところ、大好きです。
入会時に生徒を選別しているわけではないので、不思議な伝統なんですが、どの代もこういうところは同じですね。
入会時に生徒を選別しているわけではないので、不思議な伝統なんですが、どの代もこういうところは同じですね。
来年は…休校日にちゃんとやってくれるといいね!好天を祈りましょう!
(Miraizはちゃんと来年も花火の日に合わせて休校日をつくりますからね!)