11/17(日)、Miraizに埼玉工業大学の安藤准教授と研究室の学生の皆さんをお招きして、小学生対象の「ロボットプログラミング講座」を開催いたしました。
安藤准教授はMiraiz近藤と中学・高校の同期で、中1-3でクラスメイトになって以来、互いに勝手知ったる間柄です(笑)。
安藤准教授からコラボのご提案をいただき、新たな試みとして子供たちにプログラミングの面白さを体感して貰おうと今回の企画に至りました。
当日は数台のパソコンと、制御ボードとセンサーのついた『ビュートローバー』という車両型移動ロボットを用意してもらいました。
このロボットはプログラムに従って、前進・後退・右左折・展開といった動きが可能です。
さらにセンサーからの情報に応じた動きもプログラムしておけば、コースを外れずに走ることもできます。
今回は基本的な動きに必要なプログラムを練習した上で、この「ライントレース」に挑戦してもらいます。
できるかな??
子供たちは早くも興味津々です。

まずは先生からの説明をよく聞いて…

やってみましょう!
小4Wくんと小6Hくんのチームです。安藤先生のアドバイスももらいながら、果敢に挑戦します。

小6OくんとSくんのチームは論理派です。あれこれと意見交換しながら進めていきます。

こちらは感覚派の小4Wくんと論理派の小5Hくんの凸凹コンビ(笑)。
不思議な調和を見せながら進んでいきます。

女子チームだって負けちゃいません。
Miraizの誇る2大おしゃべリスト、小6Fさんと小5Nさんの夢の競演です(笑)。

しんがりは小5Nくんと小5Aくんの同学年コンビ。
ふたりで知恵を絞ってあれこれどんどん実験し、分析を重ねていくスタイルです。
さてプログラムといっても、別に難しい専門用語が必要なわけではありません。
下のような直観的な画面で、アイコンを選んでドラッグ・ドロップで組み合わせ、プログラムを組んでいきます。
プログラミング教育とはエンジニアになるための専門教育ではなく、あくまでも「論理的思考力」を培うための素材です。
ロボットには自発的に物事を判断することはできませんから、あらかじめ様々な事態を想定して、条件とそれにどう対応すべきかをプログラムする必要があります。
さらに、手順も大切です。ロボットが思うとおりに動かないときは、人間の命令のどこかにおかしなところがあるはずです。
プログラムの内容をたどってどこに問題があるかを見つけ、それを解決するにはどうしたらいいかを考えます。
そして改善案を反映したら試しに動かしてみて、またつぶさに観察します。
このトライ&エラーを繰り返す上で、論理的な思考力が重要であることに気がつきます。
「…あれ?おかしいなあ…」
「わかった!ここの順番が違うんだ!」

「うわー!机から落ちちゃうよ〜!」
先生「気をつけて〜!それ結構高いんだよ…(汗)机から落ちないようにプログラムしてごらん!」

先生からは次々と新たな課題が発表されます。
「『くり返し制御』を使って同じ動作を反復させよう」
「ロボットに正方形のコースをたどる動きをさせてみよう」
「センサーに値を入力して『条件分岐制御』を設定してみよう」
やり方を聞いてそっくりそのまま再現するのではなく、先生からはヒントだけ。
自分たちで考えて話し合い、試行錯誤を重ねていきます。
「これさあ、思ったんだけど、センサー1の値に問題があるんじゃない?」
「そしたら600くらいに設定してみる?」
子供たちの会話にも徐々に本格的な雰囲気が漂ってきました(笑)。
課題はだんだん難しくなり、
「この黒い線からはみ出さないように動かし続けるにはどうすればいいか?」といった高度なものも。
これができれば、今日の目標である複雑なコースをたどる「ライントレース」も目の前です。
そのうち「ルンバ」みたいなお掃除ロボだって作れちゃうかも?(笑)
そのうち、課題をクリアしたチームから歓声が上がります。
負けじと他のチームもがんばります。
こちらの動画でライントレース挑戦の模様がご覧いただけます。
(真剣な、そして楽しそうな生徒たちのお顔が出せないのが残念ですが…)
気がつくとすっかり夢中で身を乗り出しています(笑)
初めての試みながら、かなりの盛り上がりを見せた「ロボットプログラミング講座」。
安藤先生も予想以上の手応えを感じられたようで、また次の機会を…という話も持ち上がりました。
キット数などの関係から人数が限られてしまうのが難点ですが、これほど子供たちが面白がって取り組んでくれるのなら、今後Miraizのコースのひとつとして検討していきたいですね!
posted by こんぶ先生 at 14:22|
教室風景
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