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2021年02月03日

2日目に作文を実施する県立高について

千葉公立高では、2日目に作文を課す学校がいくつかあります。


ざっと浦安地域からの通学圏で見ると[千葉、船橋、東葛飾、千葉東、小金、磯辺]といった学校です。
この作文にどの程度対策をしていくかは長らく頭を痛めているところでした。
何せ、一生懸命書いたその作文が、どの程度合否判定の材料とされるのかが不明だったからです。
毎年この時期になると、受験生達の作文添削に付き合って、山ほど赤入れしてきた記憶が蘇ります(笑)。

ところが、最近ではその判定基準が公開されるようになりました。
学力検査・調査書(内申点など)・各校の独自検査(作文・面接など…)などはすべて原則点数化し、その合計点で選抜されることを明白に決めたのです。 調査書がどう点数化されるのか、2日目の課題はどうか、が明確になれば、受験生のとるべき対策もはっきりします。

たとえば、船橋では「教科の学習の記録」は評定1、または欠席日数が所定の日数を超える場合には審議の対象とするほか、部活動での秀でた成績や英検2級以上については「総合的に判定する際の資料とする」とあります。
この「総合的に判断する」という文言がまた曖昧なのですが、調査書は67.5点満点と明記してありますので、特別活動や資格などが点数化されることはないということです。県千葉や千葉東などでも同様の記述があります。

一方で薬園台では「特別活動について10点を上限に加点する」とありますので、こうした学校では明らかに有利に働くことになります。

県立高の場合、私立のように定員をはるかに超えた数の合格を出すことはできませんから、合格ボーダーラインで同点で並んだ場合、これらの内容が考慮されるという程度のことではないかと思われます。優遇するのであればその点数を明示しないといけませんからね。ましてや一本化で多少の定員超過は(欠員が生じるよりはいいですから)あり得るでしょうし、とすればボーダーラインで同点で並んでも、おそらくはみんな合格でしょう。その程度のことであれば、無理にそういった特記事項を稼ごうとしなくても良いですね。

2日目の検査についても明らかにされ、すべての高校で明確に点数化されました。
そこで、先ほど上げた各校が作文にどの程度配点しているのかを見てみましょう。

県千葉 :600〜800字 60分 10点
県船橋 :500〜600字 50分 10点
東葛飾 :500〜600字 50分 60点
千葉東 :600〜800字 60分 10点
小金  :500〜700字 50分 10点
磯辺  :400〜600字 50分 20点

東葛飾の60点は(内申点が0.5倍で67.5点満点ですから余計に)大きいですが、それ以外は10〜20点程度です。これを大きいとみるかどうか、です。

ただ、各校の作文評価の方法を注意深く読んでみると、どんなに酷くてもまず0点にはならないことが判ります。 例えば、千葉東の評価方法 にはこうあります。

スクリーンショット 2021-01-16 0.02.20.png

2名の採点官が2項目について、それぞれabの2段階及びabcの3段階で採点、2名ともa評価であれば10点満点がもらえます。
県千葉高 でもほぼ同様の評価方法で、2名によるa/bの2段階評価です。
「b-b評価なら審議の対象とする」とはありますが、評価の基準は「字数に過不足がない」「与えられたテーマに対して内容が適切」の2つだけです。つまり、どんなに感動的な作文でも内容はあまり評価に関係なく、形式をきちんと守っていればいいわけです。
そんな条件下で千葉や船橋、千葉東といった難関校受験生が審議になるような(実質白紙に近い)作文を書くでしょうか。
作文では、特別に対策をしなくともほとんど差がつかないと言っていいでしょう。ついたところで2〜3点でしょう。

60点を配点する 東葛飾 ではどうでしょうか。 やはり評価方法は同様に2名の採点官、2つの評価項目でそれぞれ3段階評価、15点/10点/5点となっています。 最高点は60点ですが、最低評価でも20点(5点×2項目×2名)は必ずもらえます。 差は40点ですが、おそらくよほどの内容(テーマから大幅に外れている、支離滅裂である、白紙に近い…など)でなければc評価と言うこともそうそうないでしょう。

しかも、評価項目は

・字数に過不足がない
・テーマに即した内容でまとまっている
・文法が正しい

というごく当たり前のものばかりです。 非常に個性的な、あるいは感動するような名文なんかでなくていいのです。 落ち着いて課題を自分なりに受け止めて、思うところを丁寧に書きましょう。

さて、肩の力は抜けましたか?
作文があるからと悩んでいるヒマがあったら、学力検査でヘタに足を引っ張らないよう勉強しましょう。
とはいえ、まったくの無策で臨むのは少々危なっかしいですから、少しくらいの練習はしておきましょうね。

Vもぎの進学研究会が過去5年間の千葉公立高の作文・小論文の課題内容をまとめてくれています。

進研高校入試情報ステーション「千葉公立高作文・小論文課題一覧」

勉強の合間、気分転換くらいの気持ちでいいと思います。これを参考に書いてみましょう。
もちろん、先生に見せてくれれば添削しますよ!

posted by こんぶ先生 at 00:00| アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月04日

いまからでもできる作文対策(公立国語・直前期)

千葉公立高入試では国語で必ず「作文」が出題されます。
昨年までの前後期制では、前期は200字、後期は140字程度のもので、概ね資料を読み込んで指定条件に従って自分の考えを書く、という形式になっていました。
一本化された今年度はおそらく前期の形式を踏襲するでしょうから、200字のつもりで練習しましょう。
Miraizの冬季講習では連日「過去問」に挑戦しますが、やはり作文を苦手としている生徒は多く、英語や数学で高得点を取るような生徒でも、作文を書かせてみるとボロボロ…というケースも珍しくありません。
また、かつて学校で「まったく興味を持てないこと」について「先生が気に入るような作文」を無理に書かされた記憶が蘇り、イヤになるという生徒も少なくありません。

作文を書けるようにするにはどうしたらいいか。
これにはとにかく「書く」ことに尽きます。
時間に余裕があるうちから、とにかく書いて、先生の添削を受けて、同じテーマで何度も書き直す。
書かない限り作文が上達することはありません。
入試を前にして、作文が後回しになってしまっている受験生も多いでしょう。
公立入試では作文に12点の配点があります。決して無視できない割合です。
中1・中2生の皆さんは、いまのうちから作文の練習をすることをお勧めします。

とはいえ、受験生にとっては入試は目前です。
いまとなっては手立てはないのでしょうか。
そんなことはありません。いまからでもできることはあります。

まず、大前提として、千葉公立共通問題の国語作文は、学校の作文などとは違います。
あくまでも「国語」の試験の一環として課されているので、正しい言葉を使えるか、を見ているのです。
目が覚めるような「感動的な内容」や「個性的な主張」は特に必要ないと見ていいでしょう。
そもそもわずか200字です。そんなにたくさん書けるものではありません。
ここで重視されるのは、

1)資料を正しく読み取る
2)指定の条件を守る
3)漢字を正しく書ける
4)文を正しく書ける

ことです。
この視点で減点法で採点されるのが普通でしょう。
誤字一箇所につき1点、文の誤りは2〜3点、条件違反やテーマから外れたものは6点〜12点、などのように。
つまり、内容は平凡でも、減点しにくいような作文を書くことがカギなのです。
(あくまで国語の作文の話です。学科試験とは別に作文を選抜材料として課している場合は別ですよ!)

ただ、先ほども言ったように、本質的な文を書く力は短期間に養えるものではありません。
特に、学力試験の他に作文を課す学校は、あなたがどんな人で、どのくらい本を読み、情報に触れ、言葉を知り、ものを考え、人に説明する力を持っているかを問うつもりで作文を書かせているのです。
これについては短期の必勝法は存在しません。
本気でその学校を目指すのであれば、早い内から意識的に訓練を重ねるよりありません。
(作文はセンスだけではありません、訓練の量でいくらでも改善できます)

では、国語の試験としての作文はどのように書けば良いのか。
減点されないためのポイントを列挙します。

1)出題の指示、作文の条件を絶対に見落とさないこと
 ・段落構成は1段か、2段か
 ・指定の字数は何字以上、何字以内とあるか
 ・前段・後段それぞれ何を書くのか
   → これらの指示に反した場合、よくて半分減点、悪くすると0点になります。

2)「資料を読み取る」段では…
 ・資料からの引用に字数を割きすぎない
 ・資料で目立つ項目の共通点を探し、自分の言葉で端的にまとめる

よくあるのがアンケート結果などのグラフを見せて、読み取ったことを書けというものです。
ここで「〜〜と答えた人は○○%で一番多く、次に多いのが〜〜で、そして…」などと書いていたら、あっという間に答案用紙が埋まります。
読み取ったことを元に、自分の体験や具体例などを挙げて、自分の考えを書けという問題であれば、その分のスペースを充分に用意しておかねばなりません。
割合の高いいくつかの項目について、その共通点や背景は何かを考えて、端的にまとめましょう。

3)書くときには…
 ・主語と述語の対応に気をつける
  ×「私が考えたことは……と思います」→「…ということです」
  ×「私の夢は……になりたい」→「…になることだ」
  ×「私は、この考えはまちがっています」→「…と思います」

 ・敬体(です・ます)と常体(だ・である)は混用せず、どちらかに統一

 ・呼応の副詞に注意!
  「けっして〜ない」「もしも〜ならば」「たぶん〜だろう」「まるで〜のようだ」など
  ×「なぜかといえば…はおかしいです」→「…おかしいからです」

 ・「たり」の使い方
  ×「私は休日は散歩したり買い物をする」→「…買い物したりする」

 ・重複表現・矛盾表現
  ×「ハッキリ断定する」
  ×「絶対〜だろう」
  ×「あとで後悔する」
  ×「前もって予定を決める」
  ×「いまの現状」
  ×「まだ未定だ」
  ×「だいたい5分くらいかかる」 など

 ・誤字脱字は必ずチェック(モッタイナイ!)

 ・文頭の「なので」「なのに」厳禁!
  ×「〜〜は……です。なので、私は…」→文頭では「だから/したがって」
  ○「私は中学生なので……」→この使い方はOK
  「なので」は接続詞ではありません。

 ・「ら抜き言葉」
  × 見れる/着れる/食べれる/来れる/起きれる/寝れる/決めれる/生きれる…など

 ・「さ入れ言葉」
  ×「言わさせていただきます」「帰らさせて…」「見させて…」など

 ・「れ足す言葉」
  × 行けれない/書けれない/読めれない/飲めれない など

 ・「い抜き言葉」
  × 見てる→見ている  × 考えてる→考えている  ×してる→している など

4)自分の考え・意見を書くときは…
 ・自分の立場をハッキリさせる
   → 賛成・肯定か、反対・否定か
   → その理由や根拠は何か

 ・論点をひとつに絞る
  書けることはわずかです。200字程度であればひとつに絞りましょう。

以上、ざっと書きましたが、これだけでも意識しておけば、作文での大幅減点は免れるでしょう。
何を書けばいいのかわからない、というときは必ず設問をよく読み、賛成/反対だけでもいいので、書き出してみましょう。

時間がない、自信がないのはわかりますが、「空欄」で出すのだけは避けましょう。
12点が消えてなくなります(自分だけ88点満点で勝負するようなものです)。

とはいえ、作文に割ける時間はできれば5分、せいぜい7〜8分です。
10分以上かけてしまうとその他の問題が時間内に解答できなくなります。
とにかく書き上げて、明らかなミスをチェックし、部分点だけでもゲットしましょう!
posted by こんぶ先生 at 07:00| アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月19日

公立後期に向けての勉強法

とうとう前期選抜・発表の日を迎えました。
勝負は時の運ですから、結果もそれぞれだと思います。
合格を手にした人に祝福やねぎらいの言葉もかけてあげたいのですが、
このブログは、そしてMiraizは、あくまでも目標に向かって最後まで闘い抜く人のための場所です。
後期選抜に向かってのお話をしたいと思います。

公立前期選抜の合格者数も発表されました(「Vもぎ」進学研究会調べ)。


ただ、もはやこれも参考データのひとつでしかありません。
後期出願へのアドバイスは、すでに先日記事を書いていますし、コメントを重ねるのはやめておきます。

悔しい思いをした人の気持ちも重々お察ししますが、慰めているヒマすらありません。
気持ちを整理して、後期に向けての勉強をがんばりましょう。
後期選抜まで、残された勉強時間は11日間です。
この11日間で何か「特別な勉強法」があるかといえば、残念ながらありません。
(あるならばとっくにお伝えしているはずですよね)

しかし「やってはいけない勉強法」はあります。
それは「何か1つだけに絞る」「1年の教科書から全部やり直す」「寝ないで勉強する」…などの『ダケ・シカ勉強』『極端な勉強』です。

いままで、皆さんは県立入試に向けての勉強を続けてきたはずです。
そこで何が効果的か、何が無駄だったかも身に染みて感じているだろうと思います。
いえ、感じていなければなりません。
まずは、それをきちんと整理することです。

前期選抜はこれ以上なくリアルな「最後の模試」でもあります。
何が出たか、どれができなかったか、それはとれるはずの問題だったのか、まったく手が出なかったのか。
残り1週間で改善が図れそうなものから取り組みましょう。
苦手な科目の苦手な単元を、放ったらかしにしてはいませんでしたか?
作文なんて何とかなるよ、リスニングなんてやらなくていいや、と高をくくってはいませんでしたか?

ここまで計画的に勉強を進めてきた人ならば、前期の結果を受けて適宜修正し、その努力を続けましょう。
漢字・計算・英単語、当たり前にやって来たことは入試の日まで積み重ねましょう。
理科・社会は一問一答、できて当たり前の解答を正しく書けるかというところに注力しましょう。

また担当の先生のアドバイスなども覚えているでしょうか。
先生たちは「入試のプロ」です。
毎年数多くの入試問題に触れ、さまざまな生徒たちの相談を受けてきています。
もちろん超能力者ではありませんから予知能力はありませんが、それでも人生初の、たった一度の高校入試に立ち向かう皆さんよりは、受験勉強というものに通じていると思います。
その私たちから見て、この時期には明らかに「無駄」になってしまう勉強というものは確かにあります。
「ノートまとめ」「テキスト全部やり直し」などはその最たるものです。

繰り返しますが、あとわずか11日間です。
ここで重視すべきは、

「どんな問題が出るのか」の把握と、「それに対して自分の準備はできているか」の確認でしょう。

何時間やったか、何ページやったか、などは、もはや関係ありません。
それらが「整理された形」でアタマに入っているか、いつでも引き出せるか、ということこそが大事です。

まずは「何が出ているのかの把握」を軸に勉強していくために、使うべき問題集は入試問題です。
「40分の入試問題集がないから」なんて理由で手をつけないでいる人はいませんよね?
前期であれ後期であれ、出題傾向はそんなに大きく変わりません。
大切なのは「40分」という思いのほか短い時間の効率的な配分です。
時間感覚をつかむためにも、50分の問題でも自分なりに40分用に問題数を割り引いて、40分でやってみましょう。
理科・社会などはまんま40分でトライしても良いくらいです。
限られた時間の中で、解ける問題を優先的に選択し、最大限得点に結びつける練習です。

千葉県のだけでなく、他府県の公立入試問題で手をつけていないものがあったら、ぜひやってみましょう。
出題者は、自分の担当した代だけヘンな問題になってしまうことを恐れます。
必ず、過去の出題や、他府県の出題を参考にするはずです。
皆さんが立ち向かうのは入試問題なのですから、それに準じたものをやりこみましょう。

次に「自分の準備ができているか」の確認です。
千葉県立入試は多岐にわたって出題されます。
英語リスニング、対話文の慣用表現。
数学の証明・作図問題。
国語の聞き取り、作文。
理科の実験操作・器具の使い方。
社会の地形図、資料の読み取り。

こういったものの準備は出来ていましたか?
面倒くさい、準備のしようが無いなどと、後回しにして、自分のやりたい勉強を優先させていませんでしたか?
試験に出ているもののうち、自分のやりたくない、出て欲しくないものをやらなければ、それは有効な勉強とは言えません。
リスニングや作文などは特に「いまからやっても仕方ない」などと言い訳されがちな分野です。
やらないでいたら、確実に前と同じ結果になりますが、それでもよいのでしょうか?
手薄な分野があったら、必ず手をつけておきましょう。

そして、ノートまとめをするのなら、時間や手間をかけないことです。
自分の弱点や、紛らわしいものの区別に絞り、簡単にまとめておきましょう。
ノートについては以前、勉強のアドバイスで書いた記事がありますので、こちらを見て下さい。


そして最後に「敵を知ること」です。
後期入試は40分です。
出題数は前期に比べると少し減ります。
…ということは、1問当たりの配点が大きくなりますので、ケアレスミスのダメージが大きくなります。
「ケアレスミスだからしょうがない」なんて、言い訳にもなりません。
時間が短い分、タダでさえ焦ってしまいがちなので、ここは勝負の分かれ目とも言うべきポイントです。

「偏差値」や「学力」がわずか1週間で2倍にも3倍にもなったりはしません。
できるはずのことを完全にやりきること、これこそが本番で最も求められることでしょう。
入試は「何が出るか」と「何をやって来たか」の勝負です。
いまからだって、入試本番までの間に得点を積み上げることは可能です。
望みを棄てずに、正しい努力をして、最後まで頑張って欲しいと思います。
勉強法に迷ったら、いつでも、私たちに声をかけて下さい。
私たちも皆さんと一緒に闘っているのですから。

まだまだ、最後まで悔いを残さぬよう、頑張り抜こう!!
posted by こんぶ先生 at 19:00| Comment(0) | アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月21日

いま、何をなすべきか 〜M-1GPから〜

お知らせの通り、明日から冬季講習がスタートします。
せっかくのまとまった時間が取れるこの期間、私たちとしては是非とも勉強に時間を割いて欲しいのですが、世間はすっかり年末モード。
忘年会だ、クリスマスだ、年越しで初詣だ、お年玉だ〜!と、なかなか勉強する気分になりにくいですね(笑)。
小中学生にとってはとても楽しみな行事が続く季節ですから、そりゃあ大いに楽しんで欲しいとは思うのですが、一方でやるべきことがおろそかになっていては、楽しめる度合いも中途半端になってしまうのでは…とお節介を焼いてしまいます。

入試の迫った受験生はそんな心配要らないですよね。
連日早くからやって来て、遅くまで自習室で頑張っている中3生、小6受験生たちの姿を見ていると、何とかして結果を出せるよう、私たちも精一杯支えてあげなければという気持ちになります。
IMG_6552.JPG

中1生はどうでしょうか。
早くからMiraizに通っている皆さんは、テストに向けての準備、勉強の仕方がだいぶ板についてきたなと感じます。
今回のM-1GPでも、英語では事前の課題をしっかりこなして高得点(90点台が3人も出たのは驚きました)につなげた生徒がいましたし、タフな計算をこなす数学でも着実に得点を重ね、80点台が数多く見られ、実に頼もしく見えました。
一方で、夏以降にMiraizに加わった皆さんについては、もっと奮起を促したいところです。
やる前からあきらめてしまうのではなく、できるところから少しずつ積み上げていかなければ。
わからないところを訊きに行くことをめんどくさがったり、恥ずかしがったりしてはいませんか?
追いつくためには、早ければ早いほどイイですよ。
この冬季講習でしっかり復習して、たくさん質問して下さい。

小学生はもうやる気満々です。
特に小5生は冬季出席率100%!
みんな「次は何やるの?」とワクワクしています。
小6生だって負けちゃいません。
M-1GPでは漢字のほか、中学生顔負けの文法問題(品詞の区別)、短歌・俳句の暗誦と、かなりの課題量(しかも100問出題!)だったにもかかわらず、平均点は7割に迫る勢いを見せ、予想以上のハイレベルな成績でした。
お家で何度も朗詠し、ご家族の方も覚えてしまうほどだったという子も…。
教室で小学生達がかわいらしい声で、和歌や俳句の調べを繰り返しているのは何とも微笑ましいものです。

そして、心配なのは…そう、中2生。
来年は受験生、にもかかわらずまだその自覚が芽生えていない生徒もちらほら…。
M-1GPでも高い意識を持って取り組んでいる生徒と、エンジンのかかっていない生徒とのギャップがかなり大きく表れています。
そこで本日はちょっとしたショック療法を試みました。

私(近藤)の担当している中2英語のクラスでは、先週実施したM-1GP(塚原先生の力作、なかなか手応えのある良問テストだったのですが)で思うように得点ができず、かなり悔しい思いをした生徒が大勢いました。

しかし彼らは試験実施後に、
「このままでは引っこみがつかない」
「もう一度チャンスをください」
「リベンジテストをお願いします!」
と口々に訴えてきたのです。

その意気やよし。私は受けて立ちました。
ただでさえ8種類のテストを作った直後で、正直メンドクサイとは思ったのですが、彼らがそんな風に自主的に口にしてくれたことが嬉しくて、来週のリベンジテストを約束しました。
生徒たちの答案から正解率の低かった問題をピックアップし、答の丸暗記がきかないよう少しだけアレンジして「M-1Revenge」を作成しました。

ところが、蓋を開けてみると…
「あっ、やべっ、今日リベンジあるんだっけ!」
「前回の問題、忘れてきた〜!」

・・・・・・・・・。
もちろん、ちゃ〜んと準備してきた生徒も少なからずいましたが、このセリフにはかなりガックリきてしまいました。
この1週間、ちゃんとやりこんできてくれたものだとばかり…。
直前に少しでも答を詰め込もうとする生徒たちを、まずは一喝しました。

「君たちは何に、何のためにリベンジするんだ?」
「丸暗記で済まそうというんならこんなもの、わざわざ作る意味なんかないだろう!」
「君たちがやりたいというから、僕は準備してきたんだ。それを忘れてたとは言わさないぞ!」
「この先も1年間、次頑張りますと繰り返して何もしないでごまかす気なのか?」
「もう万事その調子なら、塾なんか辞めてしまえ!時間とお金の無駄だ!」

こういうときの私は遠慮がありません。
クラスもシーンとなってしまいました。
でも、たまにはこれくらいの緊張感、なければいけません。
いつもとはひと味違う、そんなピリリとした空気の中、M-1Revengeは始まりました。
(ちゃんと「復讐」問題となっています・笑)
最初から叱ってしまいましたが、彼らは何とか結果を出そうと本番以上の集中力で取り組みました。
こういうところがMiraiz生の可愛いところです…本当にニクめないですね。

果たして結果は…
なんと、クラス平均点は20点以上もアップしたのです……!
前回撃沈した生徒の中でも、30点以上アップした子も居ました。
どうやら私の思い過ごしで、本当に気を抜いて居た生徒は一部だったようです。
(これは悪いことを言ってしもうた…ゴメンよぉ。)
厳しい姿勢で臨むと決めた手前、口に出しては言えませんでしたが、内心ではとても嬉しい気持ちでゴメンナサイをつぶやいておりました。

しかし。油断するのはまだ早い。
海千山千「こんぶ先生」の真骨頂はここからです。
勝利に沸くクラスに、私は言いました。
「はい、じゃあ次いってみよ〜!」

「……………え?次????」

「はい、じゃあ次はですね、これ、『後輩に挑戦』のコーナーです」

「出たぁ〜!!うぎゃぁ〜!!やめてぇぇぇ〜!」

教室内はたちまち阿鼻叫喚の生き地獄となりました。
そうです。
こんぶ名物「下剋上」。
中1のM-1GP問題に挑戦して戴きました。

結果は……………ここではやめておいてあげましょう。武士の情けです。

ただ、思っているほどカンタンにはいかないことも事実。
助動詞もない、不定詞もない、動名詞もない、過去形すら出てこない。
いまやっていることに比べたら簡単なはず、それでも点が取りきれない。
曜日、月、序数、書けて当たり前のはずのものが出てこない。
三単現のS、代名詞の格変化、所有代名詞で思わぬつまずきが。
今日、中2月曜英語クラスの皆さんは身を以て思い知ったことでしょう。
(火曜クラスの皆さんもやってみてくださいね………)

何も、皆さんをバカにしようと思ってやったわけではありません。
いま、なすべきことは何かという問いかけをしたかったのです。
中2生の皆さんが対象となる県立入試は2017年2月13日から。
あと419日、60週間を切りました。
大晦日を過ぎたら受験生、いくら言ってもまだまだ心はぬるま湯。

「何を勉強したらいいかわかんな〜い」
「とりあえずそんなに成績も悪くないし、そのうちやればいいでしょ」
「冬季講習とか復習とか同じことばっかやっても意味ないし」
「上位校行きたいから、中3範囲とか早くやるならやる気するけど」

そんな声が聞こえてくるようです。
実に甘いですね。

同じ問題でも取り切れない。
1学年下の問題でも取り切れない。
そんな自分に「やる意味のない勉強」「まだやらなくてイイ理由」なんてありますか?

今日の結果はズバリ、
「自分がやらなければならないことなのに、都合良く目をつぶってきたところ」
ではないんですか?
完璧にできているわけではないのに、もう習ったから、中1の範囲だから、いまやっているところと違うから、そんなもっともらしい理由で逃げ回り、向かい合おうとしなかった自分の、もっとも弱くだらしない、カッコ悪い部分ではありませんか?

受験生になるに当たり、まず何をすべきか。
自分の都合の悪い部分をこそ、ごまかさず、一切の言い訳なく、直視しましょう!

受験生になるからと、いまからやたらにムズカシイ物に手を伸ばす必要はありません。
とれるハズの問題、できるハズの問題を、確実にゼッタイできる問題に換えていきましょう。
キライな科目、キライな分野、試験に出て欲しくないニガテな単元に目を向けましょう。

千里の道も一歩から。
まずは目の前の足元をしっかり固めることが大切です。
そのための、中2冬季講習ですよ。

この冬の健闘を、そして新年には立派な「受験生」となってくれることを、望んでやみません。
posted by こんぶ先生 at 23:37| アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月19日

初陣まで59日!

ずいぶんと寒くなって参りました。
風邪を引いた生徒もちらほら見かけますが、みなさんお元気ですか?
気のせいか、「元気だよ!」という明快な返事が返ってくることが少ないような…。
「ビミョー…」「疲れた…」「眠い…」が口癖になってませんか?
特に心配なのは、中3生の皆さんです。

ご存じの通り千葉県入試は1月17日から始まります。
今日11月19日であと59日、とうとう60日を切ったのです。
ラストスパートのこの時期、やはりそれぞれに不安やプレッシャーがあって、文字通り「眠れない」夜を過ごしていることでしょう。
睡眠時間を削って勉強し、学校や塾でも目をこすり、頑張っている人がいるのもわかっています。
かつては私も受験生であったわけで、君たちの気持ちは痛いほどよく解ります。
しかし、本来なら一生で最も「気力・体力・好奇心」に充ち満ちているはずの、十代の君たちから、素直に「元気」という言葉が聞かれないと、少々心配にもなります。

「百里の道を行く者は九十九里をもって半ばとせよ」という言葉があります。
ゴール直前にも気をゆるめないで、まだまだ半分だというくらいの気持ちで慎重に取り組めということです。
たしかにもっともなことです。ここからの2ヶ月は重要ですね。
「絶対受かるんだという強い気持ちが大事だ、気合を入れて…」と言われることも多いでしょう。
でも、気持ちなんていまさらこれ以上込めようもないし、気合で何とかなるのならこんなラクな話は無いですよね(笑)。
気合だ〜根性だ〜でカラ回りするくらいなら、肩の力を抜いて深呼吸しましょう。
ムリ・ムダ・ムラがないかどうか、落ち着いて自分を見つめ直し、具体的な対策法を考えましょう。

ここまでの「九十九里」を頑張り抜いてこられた、そんな自分に自信を持つことも大切ですよ。
君たちはこれまでいくつもの山を乗り越えてきました。
部活との両立で苦しかった6〜7月、夏期講習や特訓演習で徹底的にやりこんだ夏、弱点補強に取り組んだ秋、そして入試問題と向かい合う冬。
そんな日々のなかで、共に競い合い励まし合える仲間や、心を開いて語り合える先生との出会いもあったはずです。
そのすべてが君たちの血肉となって、Miraizに来る前とは違う、まったく新たな自分を作り上げているのです。

あとは、やるべきことをさらに積み上げ、その実力を直前まで大いに伸ばし、思う存分に発揮するだけです。
そのためには何が必要でしょうか。
本番の入試まで「元気」でいることです。

長い間目標にしてきた入試を思うと、緊張してつい力が入ってしまうのもわかります。
しかし、無理をして体調を崩しては元も子もありません
風邪を引いて入試本番…なんてことは避けたいですし、睡眠不足でぼやーっとしたアタマでは実力も発揮できないでしょう。
本番の近づくこの時期こそ、やみくもに気合だ根性だと無理を重ねるのではなく、きちんと寝て体を休め、食事もしっかりとって体調維持に努めましょう。

試験は夜やりませんから、徹夜の勉強ばかりしていても仕方ないですよ。
勝負は朝から始まります。
朝起きてから脳がしっかり活動できるようになるまでには、3時間程度が必要だといいます。
本番の時間帯にアタマがフル回転できるよう、入試の1ヶ月前になったら、6時には目を覚ます習慣もつけておきましょう。

この時期、みなさんは多くの不安や悩み、迷いを抱えていることと思います。
苦手分野のこと、勉強方法のこと、生活のこと…。
私もMiraizで様々な相談を受けますが、どの表情も真剣そのもので、何かしら役立ってあげたいと切に思います。
どんなささいなことでもいいですから、何かあればぜひ、Miraizの先生に相談して下さいね。
ひとりでは見つけられないような解決法もきっとあると思いますよ。

でもね、本当は、もはや悩んでいるヒマすらないのです。
悩みは恐れから、恐れは不安から、不安は練習不足からです。
逆に言えば、練習=勉強こそが不安を消し、自信を生み、自信こそが力をくれるのです。

入試本番といっても、これまで何十枚何百枚とこなしてきたのと同じ、ただのペーパーテストなのです。
いつも通りにやればいいのです。
本番でいつも通りにやれるように、まだまだ勉強するのです。
そのためには、元気でいてくれないと困っちゃうのです!^^

気合や根性なんて大げさな問題じゃありません。
やるべき勉強を積み上げていく、ただそれだけのことです。
Miraizは最後のひとりまでみなさんをしっかり支えます。
みんな一緒に「元気」で頑張ろう!!
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2014年10月09日

休んじゃダメだよ!

秋深し、昨日は皆既月食ということで夜空を見上げた方も多いのではないでしょうか。
Miraizでもせっかくの機会だから、ということで生徒・教職員で表の広場に出てみたのですが…
…残念、厚い雲に阻まれて、ほんのわずか縁が見えただけでした。

さて、この時期は中学校の定期テストの時期でもあります。
この定期テストなんですが、塾にとっては正直アタマの痛い期間です。

というのも、最近は同じ市内の公立中学校でも、それぞれテストの期間も範囲もバラバラなのです。
近隣の中学校の今回の中間テストの日程をご紹介しますと、
9/25〜の明海中・富岡中、10/2〜高洲中・見明川中・入船中、10/9〜美浜中・日の出中。
さらに二期制と三期制の学校が入り交じり、非常に複雑です。

塾の授業進度は、一般に学校よりも1〜2ヶ月ほど先行します。
塾のカリキュラムは「入試からの逆算」「重要単元優先」という視点でつくられますが、学校の授業はどうしても「順次・網羅」(…しかし生徒の声を聴いている限りは、先生のご趣味や好みが色濃かったり…)の形で進んでいきます。

ですから、学校の授業に合わせていると、入試には到底間に合わなくなるのです。
実際、学校の授業は学期末/学年末になると、かなり駆け足になり、酷いケースだと「後は自分で読んでおきなさい(でもテストには出します)」という指示が出ることすらあると聞きます。

わかりやすく、中3社会の例を挙げますと、
【明治以降の近現代史→公民政治分野→経済分野→国際社会】
と進んでいきますが、近現代史に力を込めすぎてしまい、10月のこの時期にまだ政治分野の入口(憲法のところ)で中間テスト、経済を扱う頃には3学期、入試がスタートしている…というような按配です。

これでは、生徒がやる気をくじかれる、不安を覚える、のも無理はありません。
学校成績のフォローのために、定期テスト対策授業もしてあげたい気持ちもあるのですが、週1回の授業の進度を停めて、学校に合わせてしまうと、塾もまたカリキュラムを消化しきれなくなってしまいます。

「全員が理解できるまで教える」ことは大切ですが、それは授業外の個別フォローで行うべきで、授業の場では、標準的な進度やクラスの他の友達の理解度と、自分との差を自覚しながら危機感を持って進めていくことが重要です。
(この点で、集団から隔離した形で、個人に寄り添いすぎてしまうのは、かえってその子が伸びる芽を摘むことになると感じています。)

また、実際にやろうと思っても、これだけ日程がばらつくと、およそ1ヶ月にわたり授業を停めざるを得なくなります。
しかも、他の中学校の子たちも付き合う形になりますので、いまひとつ士気もあがりません。
ということで、塾のクラス授業では、なかなか中学校の試験範囲に密着した対策は難しいのです。

ただ、もちろん放っておく訳にもいきませんから、Miraizでは中学校ごとに「試験対策プリント集」を作成・配布しています。
またテスト期間には教室事情の許す限り、自習室開放・質問対応を行っています。
10/5(日)の教室開放では中1から中3まで十数名の生徒が集まり、熱心に勉強していきました。
お昼から夜まで、私はやる気満々の生徒たちの嵐のような質問に追われ、大変ながらも熱い、楽しい時間を過ごしました。

しかし…本当にアタマが痛いのはここからなのです。

とても残念なことですが、
テスト期間が近づくと、それを理由に塾の授業をお休みする生徒が少数ながらいます。
保護者の方が塾へ行きなさいと言っても、頑として首をタテに振らない。
当然の権利ででもあるかのように
「学校のテスト勉強をするから、今日は塾を休むよ!」
そう言われてしまうこと、ここが私たちにとって一番ツライところなのです。
申し訳なさそうなお声で欠席のお電話を下さる保護者の方のご心中を察しても、余りあります。

ここで、ハッキリ生徒の皆さんにお伝えしましょう。

たとえ学校の定期テスト期間でも、
安易な気持ちで塾を休まないで下さい!!
休んでもいいことは何ひとつありません!!

以下、その理由を挙げていきます。

@ 直前に取り組んでも成績は決して上がらない
定期試験の出題範囲は1〜2ヶ月分の学習量であるはずです。しかも何科目も。
それを直前になって、わずか90分の塾の授業を休み、家に居ることで、
一体どれだけの勉強時間が確保でき、どれほどの点数になるというのでしょうか?
おそらく、試験範囲のノートやテキストを「見て」終わり。
それでもやってないと不安だから…という心理的なものでしょう。
一夜漬けで成績は上がりません。
短期間の集中努力で成果を出せる人は、普段から積み重ねている人だけです。
事実、結果をきちんと出している人は、テスト中でも何でも、決して安易に塾を休みません。
そして、そういう人ほど着実に成績を伸ばしていきます。
成績が伸び悩む人の共通点は、「宿題をやらない」「よく休む」です。

A 普段から準備をしていないことが最大の問題
「塾を休んででも、テストに備えて勉強しなきゃ!」
なぜか、ドヤ顔で保護者の方に決意表明している人はいませんか?
それはもう完全なカンチガイですよ!
直前になって塾の授業を休まなければならなくなるほど、追い詰められている、つまりサボりにサボっている、ということでしょう。
提出すべき課題がある、という人も、それは昨日・今日出されたものなのでしょうか?
いままでやる時間は全くなかったのでしょうか?

追い詰められてから苦し紛れに…という、その発想を変えて下さい。
テストがあることはずっと前からわかっていたことです。
その時期になっても、塾は休めないというルールを自分に課しましょう。
その上で、どうしたらテスト期間に困らなくて済むか、スケジュールを立てましょう

B 入試への影響度
現在の千葉県の入試制度では、県立・私立ともに内申点の比重は重くありません。
県立は学力検査500点に対し、内申点は135点。
およそ[3.7:1]の割合で学力重視です。
内申点の評価割合を学校事に自由に設定できる前期選抜では、
県立船橋・八千代で[7.4:1]、千葉高では[学力100%]です。
また、絶対評価導入後の中学校間格差(甘い学校と辛い学校のギャップ)を調整するため、個人の頑張りに関係の無いところで、数値は増やされたり減らされたりします。

[3.7:1]の場合、学力試験での1点と内申の1点が同じ重みを持ちます。
塾も休んで徹夜までしても、せいぜい内申点は1アップすればいい方でしょう。
その苦労して稼いだ1は、試験当日に漢字ひとつ(2点)、計算ひとつ(3点)を間違えたら一瞬で吹き飛びます
中学校の内申調整によって吹き飛ぶ可能性だってあります。

学校の勉強は大事です。決しておろそかにしていいというわけではありません。
しかし、ものごとにはバランスというものがあります。
自分の問題なのですから、こういったこともきちんと把握した上で、学習計画を立てましょう。

C 塾の授業は先へ進む
塾の授業は年間カリキュラムに沿って進行します。
休めばその分、「習えなかったこと」「穴」となって残ります。
その分はどうするのでしょうか?
あとで先生に頼んで補習してもらうのでしょうか?
我々だって人間です、我々の気持ちはわかりますか?

病気やケガ、やむを得ない事情などでお休みせざるを得なかった生徒はいくらでもフォローしてあげたいと思います。
しかし、自分の勝手な都合で授業を休み、その面倒をみてくれないと訴える、普段サボっていたツケを私たちに押しつけて平気、という感覚はアンフェアだなと思います。

寝坊して電車や飛行機に間に合わなかった場合、チケットは無駄になります。
お金を払ったんだから好きなタイミングで他の便に乗せろ、というのはあまりにも勝手な言い分です。

もちろん、失敗は誰にもありますし、再チャレンジのチャンスはあるべきです。
今回は休んでしまった生徒でも、次回からは気をつけるから今回だけはお願いします、というなら話は別ですよ。
一緒に取り返しましょう!

D「Miraizの誓い」に違反する
以上述べてきたとおり、普段サボっているツケを、都合よく短期間に取り返そうとしても、何もいいことはありません。
喩えて言えば、普段から「運動不足・睡眠不足・暴飲暴食」でありながら「体調不良」を訴えても同情の余地はないし、目先の頭痛やらけだるさやらをごまかす「対症療法」で薬に頼っても、決して健康にはなれないでしょう。
ダラダラした生活習慣を改善せず、メタボになってしまってから、怪しげな「ダイエットサプリ」に飛びついても効果は出ないばかりか、かえって身体に悪影響を及ぼすのと同じです。
試験前に塾を休むのは、「ヤバイ!来週デートだ!痩せなきゃ!2〜3日絶食する!」というのと同じです(笑)。

「だって忙しかったから」「テストだから」と言い訳し、
「塾は学校と違うところをやっているから」と人のせいにし、
日々の努力を怠り、本気全力で取り組もうとしない。
これは「Miraizの誓い」に違反します。

また、自分勝手な都合で塾を休むことで、あなたの授業料を負担してくれている保護者の方にも、あなたをフォローしなければならない先生にも、迷惑がかかります。
これは「Miraizのルール」に抵触します。

もう一度言います。
たとえテスト期間中でも、
カンタンに休んじゃダメですよ!!!
posted by こんぶ先生 at 15:33| Comment(0) | アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月16日

Miraiz流・成績を上げる勉強法その3(英語編)

今回は「英語の学習法」について考えてみましょう。

ただ、決して特殊な学習法ということではありません。
あくまでもごく当たり前にやっている、(学校などで教わる)一般的な学習法とされるもののうち「苦労の割に効果の薄いもの」を除き、「試験で結果を出せるもの」に絞ってお話ししたいと思います。

英語というものをどのようにとらえ、理解するか、ということについては、本屋さんの参考書コーナーをのぞいてみればわかるとおり、英語の先生や専門家の方によって実に様々な学習法が提案されています。
もちろん相性もありますし、考え方は様々ですので、そのいずれかをお勧めするのではなく、「ちょっとした工夫でムダを減らそう」ということの提案です。

「とにかく覚えるまで何十回も書くしかない、気合だ、根性だ!」という先生は多いですよね。
でも……そんなの、できたらやってますよね。
そして、それで本当に効果が出るのなら、続けてますよね。
とにかく何十回も書き取るなんて、ツライだけだし、面白くないし、効果も上がらないから続かないんですもんね。

以前にも書きましたが、長時間ダラダラ机に向かって「とにかく何十回も書く」というのは、手が動いてるだけでアタマが働きませんから、無駄の多いやり方だと感じます。
とはいっても、書かないで覚えることは、よほどの特殊な才能でもない限り不可能でしょう。
ですから書かねばならないのですが、同じ書くにしてもアタマが働くように書こう、ということを言いたいのです。

まずはMiraiz流[時間を計る・短時間で集中する・丸写しをしない]はどんなときも鉄則です。
そして、欲張りすぎないこと。
「継続こそ力」です、続けられなければ意味はありません。
ほんのわずかな取り組みでも、やらずにいるよよりは遥かにマシ、何もやらなければゼロどころかマイナスです。
やるべきことは絞りましょう。

中学3年間で覚えるべき単語の数はおよそ1000〜1200語です。
3年で割ると400語。
すると、1日に2語覚えればおつりが来る計算です。

みなさん!1日に2語、英単語を覚えましょう!

どうですか?
できそうな気がしてくるでしょう?

テスト前になって慌てて20語も30語も単語の練習をしようとするから、身につかないのです。
そして普段は2〜3個覚えてもしょうがない、と高をくくっているでしょう?
でもね、1日2個というのは、ただ見てハイ覚えましたー、じゃあダメなんですよ。
もう一生忘れないくらい真剣に、集中して覚えて欲しいのです。

1日2個といっても、1週間で14語です。
なんと1ヶ月で60語です!
中には忘れてしまうものもあるかもしれません。
ですから、1週間おきに覚えているかのチェックをしましょう。

まとめると、こんな流れになります。

1)1日2語、英単語の練習をする
 ・2語だといってナメてかからない、ごまかさない、必ずやる
 ・回数は決めない、覚えた、と覚えるまでゆっくり書く
 ・正しいつづりを覚えたら、何も見ないで書く
 ・覚えたと思った30分後、2時間後、5時間後、翌朝に、書けるかどうか試す

2)1週間に一度、14語すべて書けるかどうかチェックをする
 ・日本語の意味を14語ならべて書く
 ・2分以内にすべて書けるかどうかテストする
 ・書けないもの、間違えたものはチェックしておき、徹底的に練習する
 ・例えば月曜〜土曜は新しく覚えるDAY、日曜をチェックと間違い直しDAYにする

3)1ヶ月に一度、60語すべて書けるかチェックする
 ・方法は2)と同じ
 ・10分以内にすべて正しく書けるかテストする

そして、1日2語のことですから、できれば以下のこともチェックして欲しい!

※ 発音をチェック
web上の辞書で、発音してくれるものがあります。アクセント、発音を何度も聞きましょう。

※ 品詞をチェック
英単語は品詞によって意味や文中で果たす役割が変わります。

例)name
名詞:名前 動詞:名付ける 形容詞:有名な

英語の品詞は日本語よりもシンプルですから、少なくとも下記は覚えてしまいましょう。

名詞…ものの名前を表す  →主語・目的語になる
動詞…存在、動作などを表す →述語動詞・準動詞(不定詞、動名詞など)になる
形容詞…名詞を修飾する
副詞…名詞以外の様々なものを修飾する

※ 似たような単語をチェック
たとえば take という単語を覚えたとしましょう。
teikと書いて間違えた。でもkeでクと読むことがわかった。
同じような単語はたくさんありますよね?
lake、cake、shake(シャケじゃないぞ!)、fake、make、wake…
これ、ぜーんぶ同じパターンです。

station、motion、action、addition、information…
これみーんな、「tion」で「ション」と読みます。

中1の初めのうちは、ローマ字と違って読み方も綴り方も決まっていないように見えて、イヤになりますが、英単語は覚えれば覚えるほど、似たようなスペルのパターンがあることに気づきます。するとドンドン覚えやすくもなりますよ!

Miraizでも毎週英単語のテストは実施しています。
だいたい、25語くらいを2週間かけてテストしています。
このテストをペースメーカーに、まずは1日2語、試してみて下さい。


続いて、英文です。
基本の英文を書いて覚えるというのはとても大事なことです。
しかし、呪文のように、意味も考えず、ただ書いているだけではダメです。
また、英文は順番が命です。
「が」「を」「に」などの助詞がないので、順番で意味を構成しているのです。

He gave me a watch.(彼は私に時計をくれた)

I'll send you a postcard.(僕は君にハガキを送るよ)


She showed us a picture. (彼女は私たちにある写真を見せた)

これらはすべて
「誰が」→「何する」→「誰に」→「何を」
の順番で並んでいます。
この順番を狂わせてしまうと意味が通らなくなるのです。

ですから、英文を練習するときは、この順番を意識して、英語の語順でつぶやきながら書くようにしましょう。
そして、短時間で何度も書くのではなく、意味を考えながら、じっくり書いて下さい。
3回くらい書いたら、次の英文には行かずに、しばらく間を置いて、見ないで書けるか試して下さい。
書けたら次。書けなかったらもう3回。
これくらいで充分です。
10個くらい英文を練習したら、しばらく間を置いて、また「何も見ないで書けるか」をテストしましょう。
このときも必ず時間は計ります。
この、何も見ないで書く、ということの練習をしなければ、いつまで経っても覚えられません。

間違えていたら、練習です。
ただ、このときも、しゃにむに何でも書き取りをすればいいというものではありません。
何を間違えたのかをチェックしましょう。
文の順番は合っていて、単語のスペルを間違えたのなら、その単語だけ書き取ればいいのです。
英文の順番が間違っていたら、その英文の順番どおりに日本語でとなえて覚えましょう。


最後に、長文読解です。
入試では出ない学校はない長文読解。
にもかかわらず、なかなか準備のできていない人も多いですね。

まず、これを見て下さい。
浦安市内で採用されている中3英語の教科書です。

教科書.jpg

これをだいたい50分の授業で1〜2ページ勉強しますよね。

ところが、入試では…

市川1.jpg
市川2.jpg

こんな感じです。
これは市川高校の入試問題ですが、同じ50分でこの問題を4枚解かないといけません。
選択肢も英文だったりします。
本文に書いてある内容と同じものを選べ、という出題が中心です。

つまり、高校入試で要求される長文読解とは、丁寧に一文一文訳すことよりも、「速読速解」で「大意をつかむ」ことなのです。
そのためには早く読む訓練が必要ですし、多くの英文に触れる必要があります。
その訓練を怠るとどうなるか…

H26県立英語得点分布.jpg

このグラフがすべてを物語ってくれます。
これは平成26年度県立前期入試の英語の得点分布表です。
「平均点が下がっていますね〜」「英語は大事ですね〜」なんて、のん気なお話ではありません。
問題はこのグラフの形なのです。

このグラフは、横軸が得点、縦軸が受験生のウチ何%がその得点だったか、を示しています。
縦棒が平均点のゾーンです。
平均点辺りが一番多く、高得点も低得点も少ない、という分布になるのが一般的です。
同じ平成26年県立前期入試の国語を見てみると、そうなっているのがわかります。



H26県立国語データ.jpg


ところが、この英語のグラフでは
H26県立英語得点分布.jpg
80点台の人が10%(約4000人)、90点台のひとが5%(約2000人)もいる一方で、
20点台の人が10%(約4000人)、10点台の人が7%(約2800人)もいるという事実が浮かび上がります。

つまり、このことは英語ができる人もたくさん、できない人もたくさんいる、という「学力の二極化」を示しています。
おそらくこれは、学校のゆっくりとしたペースに慣れて、入試用の訓練をしなかった「時間内に終わらなかった層」と、しっかりと受験勉強をやり、長文にもひるまない「時間内に終えた層」の二つの山で構成されているといえるでしょう。

もっと言えば、前者は学校の定期テストに追われ、テスト前になると大義名分を得たかのように塾の授業も休み休みにしてしまい、その都度後れをとってしまった人
後者はそうならないように普段から準備を重ね、学校のテスト準備と受験勉強を両立させた人、とも言えるでしょう。

受験勉強は持って生まれたアタマの良し悪しを競うようなものではありません。
入試までの準備、姿勢が問われるものなのです。
あなたは上のグラフのどちらのグループにいたいですか?

話を戻しますね。

さて、英語の長文読解が重要であるということは充分に理解して貰えたと思います。
では、どうやって勉強するか。

得意な人は、端から順に日本語に訳して言えるかどうかチェックしましょう。
わかりきった英文まで必ずしもすべて訳を書き出す必要はありませんが、複雑な英文については書き出してみることをお勧めします。

そして苦手な人には、思い切って「日本語訳を見ちゃう」ことをお勧めします。
これは、古典などにも有効な勉強法なのですが、よくテストなどで、自分なりに意味をとって読み進んでいたつもりが、あとで答を見ると、てんでズレていた、なんてことはありませんか?
まったく意味を勘違いした状態で、ずっと読み進めても無意味です。
英文をしばらく読んでみて、意味が取れなかったら、思い切って訳を読みましょう。

とはいっても、日本語訳と英文とを並べて交互に見てはいけません
まずは、日本語訳を一気に読んで、どういう話なのか大意をつかみましょう。
そして読み終えたら訳を閉じて(←これが重要)、英文をゆっくり読み進めましょう。
話の筋がだいたい頭に入っているはずなので、大きく逸れることはないはずです。
わからない単語が出てきても、チェックだけ入れて、でもその場で意味を調べることはせず、先に読んだ訳の内容に合わせて意味を推定しながら読み進めちゃいましょう

実はこの「知らない単語に出合うたびに辞書調べ」が集中力をそいでしまうのです。
試験ではまず100%知っている単語だけ、ということはあり得ません。
必ず知らない単語が複数出てきます。
しかも、試験中は辞書で意味を調べることもできません。
そのときに、前後の文脈でだいたいの意味を推定するという力が重要になってきます。
まずは時間内に一気に読み進めてしまい、あとで意味をチェックするようにしましょう。

ある程度内容がわかっている状態で英文を読むと、そうか、こういう表現の仕方をするのか、といったことも理解できます。
全くの手探りで英文に当たるよりもはるかに生産的な学習法です。

いかがでしたか?
英語の学習法、どれも試験本番を想定した実戦的な勉強法です。
ぜひ試してみて下さいね!
posted by こんぶ先生 at 04:13| Comment(0) | アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

Miraiz流・成績を上げる勉強法その2(ノート編)

ノートの使い方について、最近はいろいろなアドバイスが増えてきました。
本屋さんをのぞいてみても「成績を上げるノートの作り方」やら「東大生のノート」やらいろいろです。
最初に結論を言ってしまえば、自分の役に立っているのなら、どんなノートの取り方をしてもイイと思います。
逆に言えば、どんなに色分けして、キレイに仕上がったノートを持っていても、それで試験の成績が悪かったら「お絵かき」と大差ありません。
もっとキツイ言い方をすれば「勉強ごっこ」をしていただけ、とも言えるでしょう。
(カチンと来た人はごめんなさいね…。でも、試験は結果がすべてなのです)

「あんなに勉強したのに、点数が取れなかった」という人の原因は、
 @ 長時間机に向かったつもりでいるだけで、集中しておらず、そもそもあまり勉強していない
 A 作業はしたが、アタマに染みこませる工夫をしていないので、得点に結びつかない( 勉強法その1参照)
 B 長時間かけて教科書や参考書を写し、勉強した気になっている
 C テストの出題を読み違えた
 D 先生がイジワルした

のいずれかでしょう。
@は論外ですね。Miraizの嫌う「言い訳」です。
Aは前回の記事を読んで工夫してみて下さい。
Cは結構大事なことで、まんべんなく勉強すること以上に、出題(=先生が何を勉強させたがっているか)を読むというのは、実は重要な能力です。普段の授業でどんなところを強調するか、チェックして臨みましょう。
Dだって、まったくないとは言えませんね(笑)。たまに気の毒なお話もうかがいます。

ここでは、Bについて考えます。
試験前になると「まとめノート」を作る人がいますよね。
学校でも、教科書の内容を丸写しさせて、ノートを提出させる課題があったりもします。
しかし…私に言わせれば、それは勉強ではなく「写経」ですね。
「写経」というのは昔、印刷機なんかなかった頃に、お坊さんたちが中国から伝わってきた貴重なお経を、「ありがたや〜ありがたや〜」と言いながら手で書き写した修行のことです。

勉強とはいかに多くの知識を詰め込むか、ではありません。
アタマを働かせて有機的に(つながりをもって)効率よく知識を整理し、本質を捉え、そのことによって他のことにも応用が利くようにすることです。
アタマが働かないのに、手だけ動かしていたって、何も覚えられるはずがありません。
逆に手が動いていなくても、アタマが働いていればしっかり残ります。
映画やドラマ、漫画の内容はノートなんかとらなくたって、よく覚えていますよね?

だから私は、必ずしも授業中にノートをとり続けることを強要しません。
ノートをとることそれ自体が、授業の目的になってはいけないと思うからです。
できれば、説明しているときは顔を上げて話を聞いて欲しいなと思います。
説明しているときに下を向いて、ノートを何色で飾ろうか、ペン色選びに注意が向いているようでは、授業の効果も半減すると思うからです。
特に説明を聞いて欲しいと思うところでは、私はノートの手を止めさせることもあります。
板書をしっかりノートに残したい人のために、後でノートをとる時間を別に設けて待つようにしますけどね。

基本的にノートは、忘れたらもったいない!と思うところに絞るべきですね。
わかりきっているところは別にノートに写す必要はないわけです。
余裕のあるところは先生の話に集中していてイイと思います。

ただ、人間は忘れる生き物です。
一週間前の夕食だって思い出せません。
口に入れたものが思い出せないのに、ましてや耳で一度聞いただけのものがクッキリ頭に残るでしょうか?
でも、一週間前の夕食が、仮に大好物だった場合や、誕生日の高級ディナー(笑)だった場合には、ハッキリ覚えていますよね?
授業でも、そういう感動を得て欲しいな、と思うわけです。

どんな風にノートをとるか、どこでとるべきか、あるいはとらないでもいいか。
それを考えながら授業を受けるのも勉強です。
「判断」をしなくなった脳は活動していません。
何から何までノートをとるのではなく、先生の話をよく聴いて、取捨選択しましょう。
ボードに書いていなくても、大事だな、と思ったらメモをとることも大事です。

この点、小学生や中学1年生では逆にノートをとる習慣がない人もいます。
話はよく聴いてくれているのですが、ノートをとらず、記憶に残す工夫もしていないので、翌週には解説したはずの同じ質問が飛んできたりもします。
そんな皆さんには、まずはノートをとる習慣をつけて欲しいので、私はいつも
「天才の方、すべて覚えられる方、来週以降すべて満点を取れる方は、ノートを決してとらないで下さい!」
と逆説的な指示を出します。
すると思い出したようにノートを開く人が続々と…(笑)

ノートをとれ、いやとるな、と矛盾しているようですが、物事には順序が、理解には段階があります。
まずはノートをとるということを習慣づけて、そこから効率を求めるという順序がいいのです。
実感がこもりますからね。

さて、ではMiraizのお勧めするノートの使い方をお教えします。

まずはノートは3冊作りましょう。
1)授業用
2)宿題・復習用
3)まとめ用

1)は授業で教わったこと、気づいたことを記録しておくノートです。
必ず日付を入れましょう。
そして書いただけで満足せず、後で見直して役に立つように書き残しておきましょう。
さらに授業内で解くように指示された問題とそれへの自分の答もこちらに残します。
間違っても消してはいけません。
自分がどんな間違いをしたか、赤でハッキリ書き込んでおきましょう。
(漢字間違い、計算違い、単位違い、問題読み違い、まったく理解してなかった、など)

2)は課題を消化するためのノートです。
日付とテキストのページ、単元名を書き、ごしごし真っ黒に埋め尽くしていきましょう。
これについてはキレイに残す必要もありません。
スペースを思い切り使って全力で問題に取り組みましょう。
所要時間や、気づいたこと、間違えたポイントなども書いておくとベストです。

3)は今日一番の強調ポイントです。
まず、テキストの丸写しノートはやめましょう。思いっきりムダです。
つくるなら、自分だけの、弱点に特化した「わたしのバカバカノート」です。
わたしのばかばか!といいたくなるポイントを記録するのです(笑)。
例えば、こんな内容を書き残します。

・自分が宿題やテストでうっかりミスをした問題
・うっかりミスの内容
(誤ったものを選べ、あるだけ選べ、記号で答えよ、漢数字で書け、漢字で書け、抜き出せ、スペリングミス、漢字ミス、計算ミス…など)
・紛らわしい問題、語句の整理
 例…鎌倉幕府・室町幕府・江戸幕府の比較
   それぞれの将軍を補佐する役職→[執権・管領・老中]
   離れた地域の監視[六波羅探題・鎌倉府・京都所司代]
   法律[御成敗式目・建武式目・武家諸法度]
例…人名・地名
   源義家・義朝・頼朝・義経
   藤原鎌足・不比等・良房・基経・道長・頼通
   北条時政・政子・義時・泰時・時宗
   足利尊氏・義満・義政・義昭
   徳川家康・秀忠・家光・綱吉・吉宗・慶喜  など
   大化の改新・大宰府・大宝律令・大政奉還・太平洋・大西洋・太宰治(太?大?)
   松山・高松・松江・松本・浜松・松島…
・書き間違いやすい単語・漢字
   減・滅・域・威・惑など
   this,that,there,these,those,they,them,then...など
         though,thought,through,taught,theater,throw,tough…など

こういった、試験でいつも迷う、悩む、ひっかかるポイントを、ぜーんぶ残しておくのです。
常にこれに残す習慣をつけておけば、あなただけの特別な弱点補強ノートが出来上がります。
試験直前に見ておくものとしては最高の一品じゃないですか。

ポイントは、作ろうと思って作らないことです。
自分の弱点は何だろうと思い出すのには時間が掛かります。
それよりも、思いついたら書いておく習慣をつけること。
普段の勉強やテスト直しを通じて、常に記録し続けること。
この積み重ねによって、気づいたら膨大なものになります。

どうでしょう?
キレイだけど頭に残らないノート作成に時間を費やすより、あなただけの、オリジナル弱点克服ノートを作っておきませんか?
posted by こんぶ先生 at 01:56| Comment(0) | アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

Miraiz流・成績を上げる勉強法その1(時間)

「机に向かってる時間は長いのに、テストの得点につながらない」
「勉強はちゃんとやってるつもりなのに、成績が上がらない」
「どんな勉強をすればいいのかわからない」

Miraizを開いて以来、多くの皆さんからこんなご相談をいただきました。
私も心当たりがある、そんな皆さんのために、これから何回かに分けて、
とっておきのMiraiz流《成績を上げるための勉強法》についてお話ししますね。
気合とか根性とか、そういうのはとりあえず出て来ませんのでご安心を^^
具体的な方法をお伝えしますので、よく読んで、ぜひ試してみて欲しいと思います。

まず、皆さんが何のために勉強するかと言えば、もちろん「テストで点を取るため」ですよね。
「親に褒めてもらうため」でも「先生に叱られないため」でも、ましてや「キレイなノートを作るため」でも「苦行に堪えて精神を鍛えるため」でも「勉強してるように見せるため」でもないはずです。

勉強は、面白くやらなければ身につきません。
面白くというのは、新しいことを知る歓び、解る歓びを感じながらやるということです。
辛く厳しい修行に堪えて…というのも、色分けやらまとめやら楽しくキレイにお絵かきするのも、違います。
早く終わらせよう…というのも「やるだけ」になってしまいます。

それではまず、ダメな勉強法を列挙します。

ダメ@ わかるまで、解けるまで何時間でも机に向かう
ダメA 英文は何時間かけても自力で全部訳しておく
ダメB 夜中の方が集中できるので、徹夜で勉強する
ダメC とりあえず全部100回書き取る
ダメD 解らない問題はやらない
ダメE 解らないと答や解説を見て写し、マルをつける
ダメF 全ページ、マルを付けて終わりたい
ダメG テスト前には参考書を元にまとめノートを作る

いくつ当てはまりましたか?
これらは「勉強している気分にはなるけれど、労力の割に結果につながらない勉強法」です。
さあ、なぜでしょうか。

@〜Cは…【集中力がもたない】
集中力を欠いた状態で机に向かっても、何の印象も感動もありませんから、頭には残りません。

D〜Gは…【アタマを使っていない】
手を動かしているだけで、アタマを使っていませんから、試験の時には蘇りません。

つまり、私が言いたいのは、

・アタマにじっくり染み込ませ
・テストの時に引き出せるように
・集中力を保つ工夫をしよう

ということです。

そのためにはどうすればいいか。
まずは、何と言っても、勉強するときはすべて、
時間を計ることです。

制限時間のないテストはありません。
たとえすべての問題が解けるとしても、時間をオーバーしたらアウト、なのです。
特に、受験生にとってスピードアップは最大の課題です。

どんな勉強をするときも、時間を計りましょう。
おすすめは1ページで5分〜15分の範囲です。
それ以上はどうしてもダレてしまいます。
このとき、時間設定も自分で考えるのがコツです。
基準となるのは入試問題や各種テストの分量と時間配分。
だいたい、50分のテストで大問が6〜7題あるとしたら、1題にかけられる時間はせいぜい7〜8分でしょう。
すると小問1題につき1〜4分。
このくらいを目安に、自分はこのくらいの問題量を、どれくらいの時間でできるのか、タイム感を養いましょう。
いずれ、入試問題を解くときに、パッと時間配分を見積もれるようになります。

次に、勉強は常に実戦的であるべきです。
社会の勉強を例にとって説明しましょう。

皆さんはたとえば次のようなページをどんな風に勉強していますか?
解説.jpg 問題.jpg

おそらく、ほとんどの人が…

@ 解説を読んで大切なところに線を引き
A 問題を解き
B 詰まると解説のページを見て答を書いて
C マル付けで全部マルして終わり

という方法をとっているのではないでしょうか。
それは…残念ながらアウトです。

それではMiraiz流はどうするのか、といえば…

@ タイマーを用意する
A 5分、10分など時間を決めてセット
B 時間内に解説のページを全部覚えきるつもりで頭に入れる
C 見るだけでもいいが、書けるか怪しい漢字などは、手元で練習しておく
D 時間が来たらテキストをいったん閉じる
E 5分おく
F 再び、タイマーに時間をセット
G 時間内に問題を解く。できれば漢字での解答を自分に義務づける
H この際、答が出てこない問題があっても絶対に答えや解説ページを見ない
I 時間内に終わらせるため、わからない問題は飛ばして先へ進む
J 時間いっぱい使い切って、わからない問題を考え抜く
K 終わったら答合わせ…このとき、悩み抜いた問題ほど、じわーっと頭に染み込む!
L 3日くらいしたら再チャレンジ、1週間たったらもう一度
M 間違えた所こそ自分の財産。記録しておく。

これでやってみてください。
この勉強法のいいところは…

@〜C 集中できる
DE 本番に近い条件にするため、忘れるための空白時間を作る(覚える工夫をするようになる)
F〜J テストと同じ条件で取り組める
K〜M 定着のための反復をはかる

 → テスト中は答も解説も見ることは出来ないし、漢字で書くことを要求されるかもしれません。
 → 解説ページを見て写すのは、答を写しているのと同じ。頭に残りません。
 → 「さっき見たはずのこと」を思い出そうと、脳は全力を尽くします。
 → 試験同様、時間との勝負なので、キビキビと勉強に取り組み、要領がよくなります。
 → 答えられないとリアルに悔しいです。覚えられるように頑張りたくなります。
 → 厳しくマル付けをすることで、自分の弱点が浮き彫りになります。

とにかく、試験と同様の条件で、頭の使い方を練習するのです。
この実戦的であること、はとても重要な点です。

例えばサッカーの試合に負けたとして、とにかく根性が足りないんだとグラウンドを何十周もすれば、次は勝てるでしょうか?
もちろん、試合時間に堪えるだけの体力は必要でしょうが、効率のよい練習とは言えませんね。
試合に勝つために練習するのなら、なぜ負けたのか、自分の弱点は何なのか、その分析から始まります。
それがもしここ一番でシュートを決められなかったことだったなら、やるべきはシュート練習です。
しかも、無人のゴールにセットしたボールを蹴り込んでも仕方ありません。
相手キーパーもいて、ディフェンダーも居て、競り合いながらゴールを奪う練習をすべきですよね。
勉強もまったく同じことです。

「頭がイイ・ワルイ」ということを言い訳に使う人もいますね。
しかし、私に言わせればやるべきことをやろうともせず、自分がサボっているだけのことを、いかにも先天的(生まれつき)かのように言うのは、ただの怠け者、そして卑怯者です。

これもスポーツでたとえましょうか。
野球では様々な作戦がありますよね。
例えばノーアウトでランナーが一塁にいて、送りバントをするとき、打球は一塁方向へ転がします。
なぜでしょうか。

ファーストはランナーが1塁にいると、リードを大きく取らせないため、ピッチャーが投球するまでベースについています。
サードはベースについている必要がないので、バッターがバントの構えをすれば思い切って前進してきます。
だから3塁方向に転がすと、せっかく送ろうと思っていた1塁ランナー2塁で刺される危険があります。
ファーストはピッチャーが投げてからダッシュするので、サードに比べて前に来るのが遅れます。
だから1塁方向に転がした方がバントの成功確率が高まるのです。
また、ファーストが捕って2塁に投げるより、サードが捕って2塁に投げる方が投げやすいという点もあります。
(野球のルールを知らない人にはゴメンナサイね)

…という風に、プレイひとつとっても戦術や理由があるのです。
これを知らないで適当に試合に臨む人と、これらを知り尽くして試合に臨む人とでは、どちらが有利か、言うまでもありませんね。
ただ、これらを知っている人は、頭がイイから、ではありません。
何とかして勝ちたいと色々作戦を研究したから、知ることになったのです。
それを指してアイツは頭がイイからズルイ、というのは的外れですよね。
自分もどうしたら勝てるようになるのか、一生懸命考えたり、アドバイスをもらったりすべきでしょう。

「頭がイイ」ように見える人の多くは、知るための努力を惜しまなかった人です。
多くのことを知ったからこそ、それをしなかった人よりも思考力や判断力が磨かれ、多くの選択肢をとれるのです。
そしてそういう人は、いま私が言ったような「実戦的な勉強のコツ」を心得ています。
あなたにもこれから伝授していきますから、追いつき、追い越すために頑張りましょう!

何より、今日紹介した勉強法は…
覚えるのに5分、忘れるのに5分、解くのに5分。マル付けと直しに5分。
合計わずか20分でできちゃいます。
20分だけでもいいですから、毎日やってみましょう。
本気で集中して取り組めば、絶対に効果のある勉強法ですから、試してみて下さい。

…次のテストから?
…いいえ、今日から、です!!


posted by こんぶ先生 at 00:27| Comment(0) | アドバイス:勉強の仕方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする